Web ZINE『吹けよ春風』

Web ZINE『吹けよ春風』と申します🌸

2023-04-23から1日間の記事一覧

WebZINE『吹けよ春風』2023年復刊号その2 目次

1、ごあいさつ fukeyoharukaze.com 2、左腕のダッコちゃん(とんこつ一番豚しぼり) fukeyoharukaze.com 3、歯を大切に(北向ハナウタ) fukeyoharukaze.com 4、『トランジスタ技術』を圧縮する(相馬 光) fukeyoharukaze.com 5、百合と目が合う──コン…

ごあいさつ

どうも、WebZINE『吹けよ春風』と申します。 『吹けよ春風』は外出自粛期間限定のWebZINEとして始まりました。 詳しい経緯はこちらにまとめております。 fukeyoharukaze.com 今年は2週連続の刊行ということで、先週復刊号その1を刊行いたしました。 素敵な記…

もっともっともっと脳と仲良くしたい(銭湯編)(七海仁)

月に2~3回、銭湯に行っています。 そろそろ5年目に突入しようとしている漫画原作の仕事(集英社「グランドジャンプ」で「Shrink ~精神科医ヨワイ~」連載中です。最新巻⑩巻5月19日発売です。宣伝です)。 「アイデアが出なけりゃ終わり」という恐怖の中…

歯を大切に(北向ハナウタ)

歯科検診のハガキが届いた。広島には30歳、35歳、40歳…といった節目の時期に歯科検診が500円で受けられる、「節目年齢歯科健診」なる取り組みがあるそうだ。良い取り組みだ。歯医者に対して「痛い」「つらい」といった幼少期からのネガティブな感情を引きず…

百合と目が合う──コンテンツレビュー日記、またはコロナ療養記(生湯葉シホ)

同居している恋人が先に熱を出して、そのあとが私だった。昨年末にやや久しぶりにも思える大流行があって、まだ感染していなかったまわりの人たちも大方そこでコロナにかかりきっていて、意外とかかんないねえ、というかもうすでに無症状感染してるんだろう…

log_CAMP.txt (カワウソ祭)

0. 轟音。強風。殴りつけるような雨が顔を襲い、呼吸もままならない。私の意識はここから始まり、全く状況に理解が追いつかなかった。耐え難い頭痛。寒さと疲れで強張った足は、まともに歩みを進めてくれない。真っ暗な視界を照らすヘッドライトの光は頼りな…

『トランジスタ技術』を圧縮する(相馬 光)

君は『トランジスタ技術』という雑誌を知っているか。あ、やっぱいきなり君とか言ってごめんなさい。あなた様はご存知でしょうか。1964年に創刊し、”役にたつエレクトロニクスの総合誌”として今も尚、根強い人気を誇る伝説の雑誌だ。 toragi.cqpub.co.jp こ…

思い出の味(あばら粉砕コース)

フルーツのジュースっておいしいですよね。特に100%はなおさら。ドール、ミニッツメイド、スジャータ、ウェルチ、トロピカーナなどいろいろあります。 私はトロピカーナだけ、特にグレープ味がどうしても好きではなく今でも進んでは飲みません。味だけだ…

新しい鼻、新しい自分(レジー・オーウェン)

ハナノアをご存知か。ナートゥのように切り出してみたが踊る訳ではない。ハナノアは「痛くない鼻うがい」でお馴染みの鼻うがいキットだ。広告写真の強烈なインパクトを思い出す方も多いと思う。流行病の脅威にやられてしまったこともあり、今年から我が家で…

左腕のダッコちゃん(とんこつ一番豚しぼり)

去年の暮れ、腕を痛めた。その日、仕事を終えて更衣室で着替えようとすると、左腕に激痛が走った。動かそうにも、腕が全く上がらなくなっていた。一度気づいてしまうと、痛みというのはどんどん増していくものだ。痛い。動かせない。しかしいつどこで痛めた…

実験4000号(インターネットウミウシ)

いくらなんでも実験し過ぎたかもしれないな。 だって4000回だよ。する方もする方だけど、される方もされる方だ。 でもお前さんは文句を言わず、いや、言ってたな。時々ネジ飛ばして来たもんな。 ノズルからすごい煙出してきたこともあったんもんな。 あとあ…

瓢と球の様子(世田谷アメ子)

ここは東京都杉並区。 阿佐ヶ谷駅から歩くこと2分の場所に、 『豚八戒(チョハッカイ)』という名の小さな餃子坊がございます。 店の外には2台の室外機。 その室外機の上で、いまいちばん見逃せないリアルドキュメントが繰り広げられていることを、皆さんは…

芝生はいいぞ(はとだ)

正社員をしながら、コーチングをおこなうコーチを目指して修行しつつ、#芝生はいいぞ というユニットもやっている、はとだです。 #芝生はいいぞ とは、もへとはとだによるユニット。2020年より、芝生に集い自由に過ごす「芝生会」を開催し、#芝生はいいぞ と…

彼女ならギャルとは何か聞かれたらまたあの顔で笑うんだろう(篠原あいり)

「あいりちゃんって好きな漫画家、いるの?」 高校生のわたしにとってかなり難しい質問を投げたのは、北海道出身の、わたしよりひとつ歳上のギャルだった。わたしの通っていた高校は夜間の定時制で、クラスにはいろんな年齢の人、いろんな性格の人、いろんな事…

発展途上演技論・筒からの、編(平野鈴)

「筒になりたい」と、一年前の自分は言っていた。そして今も、基本的にその気持ちは変わってはいない。「筒になるってなんだよ」と思い続けると同時に、「でもやっぱな〜、筒なんだよな〜」の日々である。どんな日々だよ。 平野鈴と申します。鈴と書いて「れ…

BOY・meets・BOØWYとBowie 後編(赤松新)

〈BOY・meets・Bowie〉 “一生かけて作る音楽アルバム”ってのはあります?10曲入りの、自分にとっての最強アルバム。ある人はビートルズが多めに入るっていう人や、またある人は邦楽で固めるっていう人もいるだろうし。なんだっていいんです。…

おわりのまえに

どうも、主筆の相馬光と申します。 WebZINE『吹けよ春風』は、コロナ禍の在宅期間のささやかな楽しみになれればと思い創刊した雑誌です。 中々先の見えない状況下ではございますが、少しずつ変わってきている部分もあるのかなと思います。 もちろん、収束に…

さよならだけが(宮本七生)

勧酒 于武陵 勸君金屈卮滿酌不須辭花發多風雨人生足別離 于武陵の漢詩『勧酒』の一節を「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」と訳したのは、小説家の井伏鱒二ですが、そこからその部分を受けて「さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう…