人が地上に生まれてくるときには、運命の女神たちのいる門にまず行かねばなりません。
どのような地上ツアーにするのかの大筋を決めるのです。どこに生まれ、何をするのか、運命の女神にクジで決められる人もいれば、徳貯金が貯まっていて、自分の希望を反映した行き先や内容になる人もいます。これが、「今世のメインシナリオ・設定」となります。
そのメインシナリオは、スタートとゴールがまずあり、ゴールに辿り着くまでのルートはいくつか後から選べるようになっています。
そして、門をくぐり、地上に降りるときに、一緒についてきてくれるのがダイモーンと呼ばれる聖霊(神霊)です。天使だったり、運命、ときに悪魔と呼ばれることもあります。
人生のシナリオを書く天使たち(運気)は、コンシェルジュのごとく傍にいます。彼らは「言葉」を聞いておらず、感 情が放つ「色と音」を見ています。
人生を進める中で、「こうなったらいいな、ああなったらいいな」という類の妄想をしたことがない人はこの世にい ないでしょう。しかし、その妄想を、愚直に叶うことだと信じる人はほとんどいません。ほとんどの人が、その願い を馬鹿馬鹿しいと自分で下げて、「叶いっこない」とラベルをつけて捨てるのです。希望を見つけても、その後に やっぱり無理だね、と打ち消せば、そこにはなんの色も音も残らず、最初のオーダーはキャンセルされ、「無理で ある」というオーダーを渡すことになります。
もし、魂の粒ひとつまで、真に、その妄想を否定しないでいられるのであれば、その願いは叶うはずです。
また、切羽詰まった、悲壮感あふれる、飢餓感に煽られた...切実な声で、”叶えて欲しいこと”を願ってもそれは 本意ではない叶い方をします。
それらの感情の持つ「色と音」は「苦痛に満ちた黒」や「曇天のような灰色」「じりじりと焼け焦げた嫌な臭い」に満 ちていて、天使はその「色と音」を”オーダー”として引き受けます。そしてその「色と音」に似合うシナリオを用意してくれるのです。
つまり、苦しいと叫べば叫ぶほどに、それに似合った舞台とシナリオが増えていくのです。
「良いできごとがたくさん起きて幸せになりますように」と、オーダーを天使(運気)に頼むのであれば、感情を幸 せなときに発する「色と音」にすることです。その「色と音」にするために、一番簡単なのが「感謝というモード」に なることです。「光と喜びに満ちた場面なので、そのようなライティングとBGMを用意して当然だよな」と天使(運 気)にわからせること。さらに、自分がオーダーしていたことをすっかり忘れてしまうくらいに執着を持たないこと が大きなコツです。
総じて、意図的な楽天家であることが強運の持ち主となります。 また、叶わないときは、メインシナリオに抵触するオーダーだと納得することも大切です。
プロフィール:七嶋ナオ(占星術家)
「占い」は、しんどい日常の息継ぎや潤滑油、サプリメント、面白がってリフレッシュするツール、勇気を出すため のエナジードリンク、夜、良く眠るための寝物語、ポップで明るい観覧車、他者を理解して受容するためのポケッ ト、気持ちを柔らかくするためのバスボムであったらいいなと思っています。
2023年.BRUTUS web版の12星座占い中の人。ツイ廃。
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