台車の話
みなさん台車好きですか?
基本的には四角い箱か板にタイヤが4つ付いているアレです。
(スタンダードな台車)
ぼくは台車が好きです。
職業的にも台車に触れる機会が多く、仕事の効率も台車の性能に左右されると言っても過言ではありません。
その為多いときには最大4個の台車を所有していました。
体は1つなのに3個の台車、、愛故に、、、というのもありますが、それぞれ性能が異なるからですね。
そんな私が所有してきた(している)台車を紹介したいと思います。
皆さんの台車チョイスの参考になれば幸いです。
①スタンダード台車タイプ(過去所有)
冒頭で出てきたThe台車というタイプ。
素材も機能も色々なタイプがあって、樹脂製の軽量タイプが人気。価格も安めな物が多いようです。
難点は箱物タイプの荷物に特化されているということ。長物や転がるタイプの荷物にはあんまり向かないです。
ただ価格的にも安いのでこれを愛用するカメラマンも多く、アシスタント時代には不安定な物の上に裸の三脚なんかを乗せたりするので盛大にひっくり返したこともあります。
そういう時にはバチクソに叱られるのでこの台車が嫌いだったこともあります。
②アウトドアタイプ(現在所有)
最近持っている人も多い、アウトドアなんかで使うキャリータイプのカート。
このタイプの特徴は軽い、大容量、折りたためる、デザインが色々あってかわいいという点です。
箱タイプの荷室なので何も考えずに物を詰めても途中で落としたりする心配が少ない、最強のカートです。
板を付けてテーブルにできる物もあり、台車界で今最も進化が進んでいるタイプでしょう。
難点としては結構大きいのと、キャリータイプということで操作が慣れないと難しい、小回りがきかないという点です。
ぼくもそうですが、周りのカメラマンも結構この台車を使いまして、オフィスなんかをガンガン進むには気が引ける台車です。ガンガン使いますけど。
Cスタンド10本くらい積んでもびくともしないです。
③店舗用運搬タイプ(過去所有)
スーパーなんかで皆さんもよく使うアレです。
あれを自己所有している人も珍しいと思いますが、結構便利です。
元々の用途がそれなだけに特に小物を運搬するには最高です。
ちなみにぼくが所有していたのは日本製のものではなく、ドイツ製の物でした。
なにが違うのって点ですが、日本の物と違って樹脂製で軽量、折りたためて真っ平になります。(車輪も4輪外せて収納できる)
なのでロケバスなんかに積んでたり、そういうロケ多いカメラマンが使っていたりします。
業務以外にも、マンションの駐車場から荷物を運んだりとかなり活躍の場が広い台車です。
手放した理由は、ぼくのヘビーな利用にはちょっと心細いという理由です。(耐荷重は数十キロあるので通常使用は全く問題ないでしょう)
④ヘビー業務用タイプ(現在所有)
仕事柄結構ヘビーな荷物を運ぶことが多いので、思い切って本格的な業務用のカートを導入しました。
今回導入したカートはアメリカのROCK N ROLLERというメーカーのカートです。名前なんやねん。
元々の使用想定がミュージシャンのローディーや映像系の人たちらしいのでピッタリ。
自分の用途に応じて本体を伸ばしたり縮めたりできるので、狭い場所でも使えるニクイやつ。
たださすがアメリカで、作りはクソ雑だし後輪タイヤの取り付けもピンで刺して曲げるだけ、しかもそれで耐荷重200キロ違いんだから、、、マッチョ、、、、。
しかもこれ棚が追加できたりして、荷物を運んだ後にも仕事ができるナイスなカート。ナイスカート。
使ってみた感想はというと、70/100点くらい。
値段はそんなに高くなくて2万円くらいから買えちゃうので気になる人はチェックしてみてください。
最後に、、今後欲しいと思っている台車を紹介して終わります。
これ。
いわゆる撮影専用台車。マグライナー的なやつです。
映画やCM、プロ中のプロが使う撮影に特化した台車。
値段75万円。
は?
75万円。
え?
750000円。
くそたけ〜〜〜〜
ちなみに重さは52kgあります。
エンジンがついてて東京ー神奈川まで1時間で移動できなきゃ納得できなくない?
皆さんも自分に合った台車で、人生を豊かにしてみてください!
あめち(カメラマン)
物撮りと人物。たまに照明部で働く。
タイヤが4つ付いている物と酒が好き。